YouTubeが見放題って本当!?BIGLOBEモバイルについて徹底解説!!
今回は、あるオプションサービスに加入することで、YouTubeがカウントフリーとなり見放題となるBIGLOBEモバイルについて徹底解説していきます!
- 1. BIGLOBEモバイルとは?
- 2. BIGLOBEモバイルの料金プラン
- 3. 超絶最強のオプションサービス
- 4. BIGLOBEモバイルに弱点はないのか?
- 5. BIGLOBEモバイルがおすすめの人
- 6. まとめ
1. BIGLOBEモバイルとは?
年齢が40代以上の方でインターネット歴の長い方だと、BIGLOBEといえば、インターネットプロバイダーのイメージが強いのではないでしょうか?
「BIGLOBEは元々NECの子会社で、1996年にインターネットプロバイダーサービスを開始したインターネット老舗企業の一つです。」
インターネットサービスプロバイダーの他に、ポータルサイト、クラウドホスティング等の運営・サービスを提供しており、日本のインターネットの歴史には必ずBIGLOBEの名前が出てくるほどです。
今回ご紹介する格安SIM、MVNO事業に関しては、2012年2月に当時のドコモ3G回線(FOMAハイスピード)を借り格安SIMサービスをスタートしました。
その後、2012年8月にドコモのLTE回線(4G回線)を活用した高速格安SIMサービスBIGLOBE LTEがスタート、しかし、2014年4月にNECグループから離脱しビッグローブ株式会社として独立した企業となりましたが、2017年1月にKDDIの完全子会社となりました。
ちなみに、2017年9月にそれまでBIGLOBE LTE・3G(BIGLOBEスマホ、BIGLOBE SIM)といった回りくどい格安SIMサービスの名称を「BIGLOBEモバイル」に変更しスッキリとわかりやすい名称となり現在に至っています。
このような会社の変遷により、これまでドコモ回線のみだったBIGLOBEの格安SIMサービスですが、2017年10月よりau回線を利用した格安SIMサービスもスタートし、ドコモ回線とau回線の2キャリアの回線が利用できる体制となり、ユーザーにより選びやすいサービスとなりました。
現在、BIGLOBEは、格安SIMサービスのBIGLOBEモバイルの他に、ビッグローブ光、ドコモ光、フレッツ光、auひかり、コミュファ光といった光回線サービス、WiMAX2+のモバイルルーターサービスを提供しています。
2. BIGLOBEモバイルの料金プラン
まず、BIGLOBEモバイルの料金プランから見ていきましょう。
プラン | 音声通話SIM タイプDタイプA | データSIM タイプD | SMS機能付き データSIM タイプDタイプA |
---|---|---|---|
3ギガプラン | 1,600円 | 900円 | 1,020円 |
人気6ギガプラン | 2,150円 | 1,450円 | 1,570円 |
12ギガプラン | 3,400円 | 2,700円 | 2,820円 |
20ギガプラン | 5,200円 | 4,500円 | 4,620円 |
30ギガプラン | 7,450円 | 6,750円 | 6,870円 |
(以降、すべて税別表記)
基本的にドコモ回線でもau回線でも料金は基本的に同一ですが、ルーター用にデータSIMを検討している方は、BIGLOBEモバイルのデータプランのみのプランはドコモ回線のみですので、ご注意ください。
あと、au回線を利用した他の格安SIMと同様に、auの3G回線は利用できませんので、地方の山間部にお住まいの方は、契約前にau4G回線のエリア確認を行っておくことが重要です。
BIGLOBEモバイルの料金プラン本体は1GB~30GBまで6種類のデータ容量のプランから選べ、価格自体もリーズナブルで使いやすい設定となっていますね。
さらにBIGLOBEモバイルには、ドコモやIIJmioのように、家族でデータ容量を一ヶ月単位でシェアできることが可能です。
しかも、ドコモやIIJmioと異なり、通常の料金プランの3GB以上のプランからシェアが可能で、子回線は4回線までです。
関連ページ:格安SIMの老舗IIJmioのみおふぉんについて
子回線の料金は、
という設定で、シェアSIMカード追加時3,394円がSIMカード1枚につき必要ですが、もし、3人家族全員で3GB/月で済むような状況であれば、BIGLOBEモバイルに家族で移動すると、
- 音声主回線:1,600円+子回線(シェアSIMカード音声2回線)900円×2=3,400円
となり、なんと、1ヶ月の家族3人のスマホ代が3,400円で済んでしまうことになります。
とはいえ、実際には、音声通話代が含まれていませんので、通話代が必要ですが、それでも激安であることには変わりありません。
一人暮らしで手持ちのセルラー版のiPadを活用しようと思えば、シェアSIMカード(データ+SMS):320円/月を追加するだけで、モバイルルーターなしでiPadのみで外出時に利用できるようになり、かなりお得となります。
少し前述しましたが、格安SIMの最も大きなデメリットである音声通話代に関してですが、さすがにワイモバイルのスーパー誰とでも定額のような完全かけ放題オプションサービスはありませんが、BIGLOBEモバイルには以下のような通話がお得になるオプションサービスが用意されていますよ。
- BIGLOBEでんわ:通常20円/30秒が9円/30秒となる(BIGLOBEでんわのスマホアプリ経由での発信が条件)
- BIGLOBEでんわ通話パック60:オプション代金600円で1,080円分・最大60分の通話が可能(BIGLOBEでんわのスマホアプリ経由での発信が条件)
- BIGLOBEでんわ通話パック90:オプション代金830円で1,620円分・最大90分の通話が可能(BIGLOBEでんわのスマホアプリ経由での発信が条件)
- BIGLOBEでんわ3分かけ放題:オプション代金600円で3分かけ放題となる(BIGLOBEでんわのスマホアプリ経由での発信が条件、超過分は9円/30秒)
- BIGLOBEでんわ10分かけ放題:オプション代金830円で10分かけ放題となる(BIGLOBEでんわのスマホアプリ経由での発信が条件、超過分は9円/30秒)
その他、
- スマート留守電:290円/月(初月無料)で留守電メッセージがLINEメールやメールで受け取れる
- 割込通話:200円/月
- 国際ローミング:無料
- BIGLOBEメール:無料
- BIGLOBE Wi-Fi:全国83,000ヶ所以上のWifiスポット利用可、6GB以上のプランで無料、その他のプランの場合は250円/月の有料
また、端末ラインナップについても、BIGLOBEモバイルがKDDIの完全子会社になったことにより、iPhone SE/6sの取り扱いも始まり、iPhone 4機種(SE・6s共に32GB版と128GB版がある)、Androidスマホ13機種、SIMフリーモバイルルーター1機種と抜け目のないラインナップとなっています。
ただし、iPhoneに関しては、ドコモ回線では利用できずau回線のタイプAのみとなっています。
これについては、元々au版のiPhoneであったものをBIGLOBEモバイル向けに転用したためだと思われますが、BIGLOBEモバイルの場合、SIMロック解除が端末が利用者の手元に到着してから101日目以降であれば可能ですので、この点に関しては、そこまで気にする必要はないと思います。
さらに、ドコモ回線のタイプDからau回線のタイプAへの変更後、新規契約でau回線のタイプAに加入後は、ドコモ回線のタイプDへのSIMカード変更は不可となっていますので、ご注意ください。
3. 超絶最強のオプションサービス
BIGLOBEモバイルの一番の特徴は、豊富すぎるオプションサービスと、詳細は後述しますが、今だに他の格安SIMが追随してこないYouTubeなど多くの人気サービスがカウントフリーとなるエンタメフリー・オプションの存在です。
まずは、前述した通話オプションサービス以外のオプションサービスを一覧表にまとめてみます。
セキュリティセット・プレミアム | 390円/月 | パスワードマネージャー月額版 | 150円/月 |
インターネットサギウォール | 300円/月 | BIGLOBEお助けサポート | 475円/月 |
あんしん電話フィルター | 300円/月 | BIGLOBE訪問サポート | 9,000円/回 |
迷惑メールフォルダオプション | 150円/月 | エンタメフリー・オプション | 480円・980円 |
i-フィルターfor Android | 200円/月 | music.jp | 500円/月 |
BIGLOBE端末あんしんサービス | 380円/月~ | SMART USEN | 490円/月 |
BIGLOBE SIM端末保証サービス | 500円/月 | BIGLOBE会員誌サーイ・イサラ | 300円/月 |
BIGLOBEスマホバックアップ | 500円/月 | BIGLOBEアプリパック | 360円 |
有料オプションサービスが豊富に揃っている他の格安SIMと比べても遜色なく、端末保証サービスや訪問サポートサービスなど、スマホ初心者やシニア向けのオプションサービスも十分です。
それでは、気になるエンタメフリー・オプションについて詳しくお伝えしましょう。
エンタメフリー・オプションとは、BIGLOBE独自のサービスで、基本料金に加えて480円/月からの定額で対象の動画や音楽をデータ通信量の制限なく、カウントフリーとして楽しめるというサービスです。
音声通話プランであれば480円/月、データプランであれば980円/月の有料オプションサービスとなっており、カウントフリーの対象サービスは2019年現在、YouTube・Google Play Music・Apple Music・Abema TV・Spotify・AWA・radiko.jp・Amazon Music・U-NEXT・YouTube Kidsの計10サービスとなっており、今後もまだ対象サービスを増やしていくということです。
音楽配信サービスのカウントフリーサービスは他社でもありますが、YouTubeがカウントフリーというのは、BIGLOBEモバイルだけです。
YouTubeは、ご存じのとおり動画配信サービスで動画を閲覧するとなると、多くの通信容量を消費してしまい格安SIMを提供する会社側としては、儲からないどころか、通信の範奏が起こってしまい通信トラブルの元であると想定できるため、YouTubeやAbemaTVのような動画配信サービスの閲覧をカウントフリーにするということは、かなり困難で勇気の要ることなのですね。
実際に、ドコモを始めたとした大手3キャリアでさえ全く手をつけていない分野になります。
ところが、なぜBIGLOBEモバイルはそれが可能であるのか?という点ですが、前述のとおり、BIGLOBEはインターネット黎明期からインターネットプロバイダーサービスを提供していた会社であり、実は、技術力にかなり定評のある会社なのです。
このYouTubeカウントフリー・見放題のカラクリというものが、実はあり、エンタメフリー・オプション加入者がモバイル回線で動画を閲覧しようとすると、動画の画質を通常HD画質で見れる状況であっても、意図的にHD画質以下の解像度に落とした上で動画が映るように仕掛けがしてあるのです。
このように動画の画質の解像度を落とすことで、消費するデータ容量も抑えることが可能となり、サービスとして成り立っているというわけです。
この仕掛け部分がBIGLOBEの高い技術力が成せる技で、格安SIMで人気・話題となったオプションサービスは、すぐに競合他社がコピーを行いすぐに似たようなサービスが氾濫する状況となるのが常ですが、このエンタメフリー・オプションだけは、これだけ話題となり人気となっても競合他社が実施しないのは、やはり、技術的に「できない」ということなのだろうと推測できます。
実際に格安SIMを利用するエンドユーザーにとっては、少々画質が落ちたとしても、スマホの小さな画面であればそんなに気になることはありませんし、YouTubeがカウントフリーで見放題となることは、本当に助かることです。
例えば、月末にデータ容量が不足して困ることもなくなりますし、中学生や高校生の子供がいる家庭では、BIGLOBEモバイルのエンタメフリー・オプションは、かなり助かるオプションサービスではないでしょうか?
4. BIGLOBEモバイルに弱点はないのか?
YouTubeがカウントフリーで見放題、家族でデータシェアをしようと思えば3GB/月の安い料金プランでも可能、音声オプションサービスで10分かけ放題サービスもあるということで、BIGLOBEモバイルに弱点やデメリットはまったくないのでしょうか?
実は、大きな弱点が2つあります。
1つ目は、少し前述しましたが、ワイモバイルにあるような通話完全かけ放題オプションサービスがないこと。
2つ目は、通信速度がそこまで速くない、むしろ、他の格安SIMと比べて遅い部類に入るという点です。
1つ目は、格安SIMである以上、これは仕方ないことだといえますし、ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドであり、バックにいるソフトバンクの影響もあり、完全かけ放題オプションサービスが提供できているところです。
その証拠として、基本的に何でもすぐに追随するauのサブブランドであるUQモバイルもこの完全かけ放題オプションサービスだけは追随していません。
問題は2つ目の欠点で、通信速度はワイモバイル・UQモバイルといった最強と言われる格安SIM2社と比べると圧倒的に遅いですし、他の格安SIMと比べても「中の中」か「中の下」にランクされる程度の通信速度となり、時間帯や場所によっては、快適にスマホやタブレット端末が利用できないほどの低速度になることがあります。
ただし、常に全く使い物にならないほどの低速度であるわけではないので、大手3キャリアやワイモバイル・UQモバイルと同等のスマホの使い勝手を求めない限り、BIGLOBEモバイルは、決して悪い選択肢ではないと思われます。
前述したエンタメフリー・オプションを契約した状態でも、YouTubeの動画が止まってしまいとても見れたものではない、ということはありません。
5. BIGLOBEモバイルがおすすめの人
以上のことから、どんな人がBIGLOBEモバイルを利用すると幸せになれるのでしょうか?
- 基本的にWifiがある会社・自宅などにいることが多い人
- 外で移動中などの空き時間にYouTubeをつい見てしまう人
- あまりスマホを使わないので、毎月のスマホ代を家族まとめて安く済ませたい人
- auから家族で格安SIMに乗り換えたいが、UQモバイルはシェアプランがないので困っている人
- auから格安SIMに乗り換えて、auの時に利用していたスマホをそのまま使いたい人
- 格安SIMに乗り換えて、スマホ端末も分割払いで毎月の支払いを安く済ませたい人
といった人が挙げられます。
6. まとめ
今回はBIGLOBEモバイルを徹底解説しましたが、唯一残念なところが、通信速度が遅い点です。
au回線がスタートした時には、まだ利用者が少なかったこともあり、UQモバイルに迫るほどの爆速格安SIMでしたが、iPhoneの取り扱いが始まり、しかもau回線のタイプA限定という変則的な取り扱いとなったことから、au回線のタイプAが混み始めて、今はドコモ回線のタイプDと変わらないか、少し速い程度の通信速度に落ち着いてしまいました。
よって、手持ちのスマホ端末を利用したいという方は、今の段階では、ドコモ回線のタイプDの方がおすすめとなります。
というのも、auで販売されたAndroidスマホをSIMロックがかかった状態で利用しようとすると、かなり厄介で、VoLTEが始まる以前の端末だと、いわゆるauの黒SIMが必要となることから、BIGLOBEモバイルのタイプAでは、VoLTE SIM(auでいうところのいわゆる白SIM)しか提供がないため、よほどスマホに精通した上級者の人でなければ運用に困ると思います。
au回線のタイプAは、前述のとおり、タイプAからタイプDへの変更は不可(タイプDからタイプAへの変更は可能)となっており、au回線は他の格安SIMと同様にauの3G回線が利用できないことも欠点となります(ドコモ回線のタイプDは3G回線も利用可)。
BIGLOBEモバイルがKDDIの完全子会社となったことから、今後、au回線のタイプAをUQモバイル並みに強化する、もしくは、ドコモ回線のタイプDを廃止してしまうという可能性はあると思いますが、それまでは、現状の様子だとBIGLOBEモバイルはドコモ回線のタイプDを利用するほうが、いろんな面で無難だと思われます。
あと、やはり、YouTubeカウントフリー・見放題となるエンタメフリー・オプションは、かなり魅力的で、このエンタメフリー・オプションが心に刺さる人は、BIGLOBEモバイルを強くおすすめします。
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