ソフトバンク光は本当に遅いのか?ソフトバンク光について徹底解説!!

 


1. ソフトバンク光とは?

 

普通にどの家庭でも自宅回線があるくらいインターネットが普及しましたが、自宅回線で最も多くの人が利用しているであろうものが光回線です。

以前の記事でもご紹介しましたが、長らくNTT東日本・西日本がフレッツ光という名称で光回線サービスを提供していました。

ところが、2015年2月からNTTがフレッツ光回線の卸売を開始したことにより、NTTから光回線仕入れて、通信関係各社が自社の特典サービスを付加し末端の顧客(法人・個人)へ販売する形がはじまり、このフレッツ光の販売形式を一般的に「光コラボ」と呼ばれています。

携帯電話各社ももれなく自社の光コラボ回線を用意し、販売しており、自社のスマホとの契約のセット割などの割引施策などで顧客の囲い込み施策として活用しています。

今回は、その中でソフトバンク光についてご紹介するのですが、ネット上での評判があまり良くないことが気になっている人も多いのではないでしょうか?

とはいえ、ソフトバンクユーザーがソフトバンク光を利用すると、1回線あたりずっと毎月1,000円の割引となるセット割があるため、家族4人でソフトバンクスマホを利用すると、ソフトバンク光の料金が実質2,000円以下となるケースも発生します。

また、ソフトバンクは、日本で最初にiPhoneの取り扱いを初めて数年間iPhoneの独占契約をAppleと結んでいたという経緯もあり、いまだにソフトバンクの回線を契約してiPhoneを使っているという人が多いのではないでしょうか。

今回は、ソフトバンク光について、実際に契約して使ってみた結果と評価を交えながら、徹底解説していきます。

 


2. ソフトバンク光って本当に遅いの?

 

さて、ソフトバンク光の回線速度そのものについてですが、結論から言いますと、ソフトバンク光の速度は速いです。

 

むしろ、ドコモ光より速いケースが多いですし、回線速度の速さで定評のあるauひかりに匹敵するほどの速さです。

では、なぜここまでソフトバンク光の評判が悪いのでしょうか?

 


3. ソフトバンク光が遅いと感じる理由とその対策

 

ソフトバンク光が遅いと感じる理由は主に2つあります。

 

ソフトバンク光スタート当初から利用していて、IPv4のみ対応の光BBユニットレンタル機器E-WMTA2.1を利用している

 

②最近ソフトバンク光を契約したもしくは最新の光BBユニットレンタル機器E-WMTA2.3を利用していて、回線そのものもIPv6高速ハイブリッド IPv6 IPoE + IPv4タイプへ変更しているが、光BBユニットレンタル機器E-WMTA2.3のWifi機能が弱く通信が断続的に切断され、いわゆるパケ詰まり(光回線のデータ通信が断続的に詰まる)の状態にしばしばなっている

 

まず①の状態の人は、ソフトバンク光のサポートに申し出て、レンタル品の光BBユニットレンタル機器を最新のE-WMTA2.3に交換してもらいましょう。

 

②の状態の人は、マイソフトバンク光回線の契約を確認し、IPv6高速ハイブリッド IPv6 IPoE + IPv4タイプが有効になっていなければ、マイソフトバンクからWEB上でのかんたんな手続きで、変更できますのでIPv6高速ハイブリッド IPv6 IPoE + IPv4を有効にしましょう。

 

これで、かなり通信速度が改善されますが、実際に利用していると、ひと昔前に3G回線でスマホを利用していた時によく話題となったパケ詰まりのような状態が、ソフトバンク光でも発生し、例えばAmazonプライムビデオなどのVODサービスを利用していて、突然、動画が停まってしまう状態となることが数十分に一回程度の頻度で断続的に発生します。

 

この原因は、光BBユニットレンタル機器E-WMTA2.3のWifi機能が弱く、Wifiの電波が飛んだり飛ばなかったりを繰り返していることが原因です。

 

だからといって、レンタル品の光BBユニットを解約し返却してしまうと、人によりますが契約によって割引額が減額されてしまう可能性が高くおすすめできません。

 

ただし、この最新バージョンの光BBユニットのWifi以外の性能は非常に高く、この機器のおかげで本来面倒な設定が必要なIPv6高速ハイブリッド IPv6 IPoE + IPv4も不要となっており契約上IPv6高速ハイブリッド IPv6 IPoE + IPv4の機能が有効になっていれば接続するだけです。

 

ここでおすすめしたい対策が、別途、市販のWifiルーターを購入し、光BBユニットのWifi機能をオフにしてしまい、購入してきた市販のWifiルーターと光BBユニットをLANケーブルで接続し、市販のWifiルーターから電波を飛ばすという回避方法です。

 

実際に、価格.comで低価格で高性能とコストパフォーマンスに優れているという理由で、人気となっているNEC製のWifiルーターを購入し、光BBユニットにLANケーブルを接続して利用してみると、見事にパケ詰まりが改善されました。

 
NECAterm WG1200CR Amazonにて3,596円で購入)

 

これ以降、パケ詰まりなどインターネット接続が止まる、固まるという事象は一切なくなりました。

 

速度もスピードテストの結果でもわかるように、下り速度200Mbps以上と光回線の実測としては、かなり速い分類となっています。

 
ソフトバンクIPv6高速ハイブリッド IPv6 IPoE + IPv4有効の上、NECAterm WG1200CRから電波を飛ばす状態にすると200Mbps以上の通信速度が出て、パケ詰まりもなく快適にインターネットが利用できるようになった! )

 

欠点としては、どの光回線でも必須となっているNTT東日本/西日本の提供機器であるONU(回線終端装置)も含めて、ONU→光BBユニット→市販のWifiルーターと3つの機器をLANケーブルで接続することになり、ごちゃごちゃしてしまう点です。

 
(左からソフトバンク光BBユニットE-WMTA2.3、NECAterm WG1200CR、NTTのONUと3つの機器をLANケーブルで接続する必要があり、電源も3つ刺す必要がある)

 

また、フレッツ光やドコモ光で通信速度が遅い場合の対策として、回線はそのままでプロバイダーのみを変更するという手段が有名ですが、ソフトバンク光の場合、対応プロバイダーはYahoo!BBのみとなり、プロバイダーの選択肢1つしかありませんので、プロバイダー変更という手法は2019年1月現在では不可となっています。

 

また、ソフトバンクの今までのやり方からして、プロバイダーを他社に開放するという可能性は低いと思われます。

 

最後になりましたが、ソフトバンク光の料金についても少し触れておきたいと思います。

 

ソフトバンク光の月額料金

・集合住宅:3,800円
・戸建住宅:5,200円

【いずれもプロバイダー料込み、開通工事費新規の場合24,000円(分割可、フレッツ光・ドコモ光等からの転用の場合は不要)、契約事務手数料3,000円、他社光回線からのりかえの場合24ヶ月間毎月1,000円割引(最大10回線まで)】

ソフトバンク光とソフトバンクスマホ・ケータイのセット割(おうち割)で、永年ソフトバンクスマホ代から毎月最大1,000円引き

ドコモ・auともに自社の光回線とのセット割がありますが、ソフトバンク光と家族全員がソフトバンクスマホを利用した場合の割引はソフトバンクが、一番インパクトがあるような気がしますね。

 

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4. まとめ

 

 

今回は、ソフトバンク光について徹底解説してきましたが、ソフトバンク光は遅いどころか基本的には相当速い光回線です。

しかしながら、前述したような、いくつかのトラップがあり、それらをクリアする必要があるので、どうしてもそういった情報を知らない人からすると、ソフトバンク光は遅い!ソフトバンク光は使い物にならない!といった悪い評価・評判が拡まってしまうのでしょう。

携帯通信会社の光コラボ回線なので、どうしてもソフトバンクとワイモバイルのスマホユーザーでなければ割引施策が適用されないので、ドコモ・auユーザーにはおすすめしにくい光回線ですが、ソフトバンク・ワイモバイルユーザーであれば、ソフトバンク光は使わないと損をするくらいお得な光回線ですので、おすすめですよ。

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